2025年3月23日日曜日

istio ingress gateway(指定したEnvoyプロキシが接続しているクラスターの情報表示)

指定した Envoy プロキシが接続しているクラスターの情報を表示しています。
出力からは、Envoy プロキシがどのサービスに対して接続設定を持っているか
またはどのサービスとの通信が行われているかを確認できます。

[出力の説明]
SERVICE FQDN
接続先サービスのFQDN(完全修飾ドメイン名)。

PORT
接続先サービスがリッスンしているポート番号。

SUBSET
サービスのサブセット(指定されている場合)。

DIRECTION
通信の方向
  - outbound は、プロキシが外向きに送信するトラフィック
  - inbound はプロキシが受信するトラフィック

TYPE
クラスターのタイプ
EDS (Endpoint Discovery Service)
  • 意味: EDSは、サービスのエンドポイント情報を動的に管理するためのサービスです。EDSタイプのクラスターは、サービスメッシュ内のエンドポイントが動的に変化する場合に使用されます。

  • 用途: 通常、Istio や Envoy が管理するクラスターは、エンドポイントのリストが動的に変更されるため、エンドポイントディスカバリ(エンドポイントの追加や削除)が必要です。例えば、Pod がスケールイン・スケールアウトされる場合、EDS クラスターはそれに合わせてエンドポイントのリストを更新します。

STATIC

  • 意味STATICタイプは、静的に設定されたクラスターです。通常、固定のIPアドレスやホスト名に基づいたエンドポイントを指し、動的なエンドポイント変更はありません。

  • 用途: 静的なサービス(例えば、外部のサービスや一部の特定のリソース)への接続を指定する際に使用されます。例えば、Prometheus やログ収集用の静的な接続などがこれに該当します。





以下、コマンドを投入してみる。
istioctl proxy-config clusters istio-ingressgateway-587f957f4f-p8hhj -n istio-system


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