◻️レジストリのデータベースへ権威ネームサーバを登録
前回BINDでDNSサーバを構築しました。その際にルートネームサーバへ、構築したDNSサーバ(権威ネームサーバ)を登録すべく設定しましたが、これだけでは名前解決はできません。他にも、ドメインを管理する「レジストリ」と呼ばれる組織にも、権威ネームサーバの情報を登録する必要があります。
◻️レジストリとレジストラ・登録代理業者の役割
DNSにおける「レジストリ」とは、登録されたドメイン名を一元管理する組織で、「comやjp」など「TLD(トップレベルドメイン)」ごとに存在します。レジストリには国ごとにルールの異なる「ccTLD(jpなど)」と、世界中で利用できる共通ルールの「gTLD(comやnetなど)」があります。具体例をいえば、jpドメインはJPRS、comドメインはVeriSignが管理・運営しています。
「レジストリ」はドメイン名とそれに属する情報のデータベースを管理し、専用のDNSサーバで情報を提供しています。名前解決をするには、このデータベースとDNSサーバ(親の権威ネームサーバ)に、BINDで構築したDNSサーバ(子の権威ネームサーバ)の情報を登録する必要があります。
※レジストラとは、登録者からドメイン名の登録申請を受け付け、その登録データをレジストリのデータベースに登録する機関です。
0 件のコメント:
コメントを投稿