エンジニアなら誰しも、k8sのパラメータシートやIP管理表など、どうしてもExcelで管理せざるを得ないドキュメントを抱えているものです。
今回は、最強のナレッジベースツール「Obsidian」を使って、**「Excelファイルを認識させ、さらにその中身(セル内のテキスト)まで検索対象にする」**ための設定手順をまとめます。
1. 課題:ObsidianはデフォルトでExcelを無視する
Obsidianは基本的にMarkdownファイルを扱うツールのため、そのままでは.xlsxファイルはサイドバーに表示すらされません。まずはこれを「ファイル」として認識させるところからスタートします。
設定手順
設定 (Settings) > ファイルとリンク (Files & Links) を開く。
「すべてのファイル拡張子を認識 (Detect all file extensions)」 を ON にする。
これで、Excelファイルがファイルエクスプローラーに現れ、クリック一つでExcelアプリを立ち上げられるようになります。
2. 検索の強化:Omnisearch × Text Extractor の導入
ファイルが見えるようになっても、そのままでは「ファイル名」しか検索にヒットしません。「あの設定、どのExcelのどのシートに書いたっけ?」を解決するために、以下の2つのプラグインを導入します。
Omnisearch: 標準検索より強力な検索プラグイン。
Text Extractor: PDFや画像、Officeファイルからテキストを抽出するエンジン。
3. Excelの中身をインデックス化する設定
ここが一番のキモです。Omnisearchの設定を変更し、Excel(Officeファイル)の中身を読み取れるようにします。
設定手順
Omnisearchの設定 を開く。
「Documents content indexing」 を ON に切り替える。
これにより、
.docxや.xlsxがインデックス対象になります。
キャッシュのクリアと再構築
設定画面の最下部にある 「Clear cache」 を実行し、Obsidianを再起動します。
4. 実行結果:k8sまとめシートが「76箇所」ヒット!
設定完了後、Omnisearch(Cmd + Option + O)でキーワードを入力してみます。
例えば「k8s」と検索すると、ファイル名だけでなく、Excel内のシート名やセルに書き込まれた概要、詳細テキストまでがプレビュー付きで表示されるようになります。
画像のように「76 matches」と表示されれば成功です。検索結果から直接該当のファイルへアクセスできるため、ドキュメントを探す時間がゼロになります。
5. まとめ:Obsidianをドキュメントの「ハブ」にする
インフラエンジニアの業務では、構成図(PNG)、設計書(PDF)、パラメータ表(Excel)とフォーマットが散らばりがちです。
今回の設定を行うことで、「形式を問わず、とりあえずObsidianで検索すれば答えが見つかる」 という環境が構築できます。
テキスト情報の管理: Markdown
バイナリデータの検索: Omnisearch + Text Extractor
この組み合わせで、ナレッジ管理を一段上のレベルへ引き上げてみてください。
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